エンジニアに理系・文系は関係あるか?

文系はエンジニアに向いていないのか?

なんとなく、エンジニアって理系科目が得意な人が多い印象ですよね。文系人はエンジニアにはむいてないのでしょうか?今回は、そんな不安や悩みがある人に向けて、この記事を投稿します。


結論: エンジニアに理系・文系は関係ない

はじめに結論を言うと、エンジニアになるのに理系・文系は関係ありません。しかし、体感として理系科目が得意な人の方が、エンジニアとして苦労しづらい傾向にあるのは確かです。なぜ、エンジニアになるのに理系科目が得意の人の方が苦労しづらいかを考えてみました。


前提: エンジニアはロジックを考える仕事

エンジニアの作業における思考回路は、大雑把に言うと「XXXXということを実現したい!じゃあどうやって実現しよう?XXXXとXXXXを組み合わせて、XXXXをXXXXに修正したらできそうだ!」といった感じです。そして、その仕事を遂行するのに必要な主なものは、感情や情緒などではなく、定義・ロジックです。確かにチームワークが必要な作業ではありますが、根本的にコードを書くと言う作業は、やはり定義・ロジックだけです。

これは理系科目と似ています。数学の問題を解いたり、物理の法則を理解するのには定義・ロジックを理解し使いこなす必要があります。そして、感情や情緒などは必要ではありません。一方、文系科目の文学や法学は、人の感情や情緒などの考慮が必要で、単なる定義とロジックで解決する問題は少ないでしょう。

このように、「定義を決めてそれを論理展開していくことで、答えや問題を解決する」といった能力に長けていたり、そのようなことが好きな人はエンジニアに向いていると思います。しかし、それがイコール「文系はエンジニアにむいてない」ではないということです。私がそう考える理由は2つあります。

まず1つに、そう言った考え方・思考回路は鍛えることができると言うこと。
2つめに、論理展開ができないから文系だという訳ではない、ということです。

ひとつずつ解説していきます。


1. 能力は鍛えられる

エンジニアに必要な定義とロジックによる問題解決能力は鍛えることができるということです。それは特別な問題を解かなくても、自分の手でコードを書いたり、人が書いたコードを読んだりすることで鍛えることができます。

コードを書く上で、覚えたり考えなくてはいけないこと「for が何を意味するのか?」「全ての値を2倍にしたいとき、何をしたら良いのか?」といったことは、全てこの定義・ロジックによる問題解決能力を鍛えていることに他なりません。

コードを書くだけでなく、どのようなインフラ構成にするか、どのフレームワークを使うかといったアーキテクトに関わる部分も同様です。それぞれのライブラリやサービスは何ができて何をするのに適していてを理解し、自分がしたいことはそれをどう組み合わせたら良いのかをロジカルに考える必要があります。

つまり、エンジニアとして必要な技術を勉強をするなかで、エンジニアに向いている特性である定義とロジックによる問題解決能力も鍛えていることになります。


2. 文系の人がみんな理系科目が不得意なわけではない

日本人は理系・文系といった分け方が好きですが、基本的には相反する概念ではありません。あくまでカテゴリー分けです。「文系科目もすごく好きで得意だし、理系科目もすごい得意だよ、だけど今は文系の科目のある分野にすごく興味がある!」という理由で文系の科目を専門にする人もいます。

ただ、理系が科目が得意な人は理系科目を専攻にしがちな傾向があると思います。白黒はっきりしていたり、人間の感情が入り込まない世界が好きなひとが多いように思います。(筆者もその一人です) そのため、「理系が得意なら理系専攻、よって、文系イコール理系科目が苦手な人」というイメージに繋がっているのかもしれません。

私の知り合いにも文系の学科・専攻卒業でもエンジニアとして第一線で活躍している人がたくさんいます。そのため、過去、自分が文系科目が得意だったからといって、エンジニアには向いてないなんて思わないでください。

まずは、手を動かしてコードを書いてみたり、本を読んだりしてみてから、自分がこれが好きか・嫌いか、向いていると思うかを考えてみてはいかがでしょうか?


補足: 好きか嫌いかの軸

この記事では「エンジニアに理系・文系は関係あるか?」という題で、「文系だからといってエンジニアに向いていないと言う訳ではないよ」というお話をしました。しかし、向いているか・向いていないか、ではなく、好きか嫌いかで判断しても良いと思います。

そもそも、向いていなくても、好きならエンジニアをずっと続けることができます。特にエンジニアはものづくりをすることが好きな人が多いです。自分の手で何かを作り出すことに価値を置く人は、エンジニアとしての存在意義みたいなものを強く感じることができると思います。


以上が私の「エンジニアに理系・文系は関係あるか?」に対する考えでした。

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